パーゴラの作成過程

ガルテンのDIY

パーゴラの構想

gartenの花壇やテラスは全て完成し、もうレンガで作るものは無くなってしまいました。次は木工に挑戦です。

南西にある物干しテラスには、物干し台と竿が設置してありました。なんとも無粋なので、それは廃棄してパーゴラを作ろうということになりました。つるバラを植えて、パーゴラに絡ませたいというヤモリンの強いリクエストもあり、構想を練ってきました。

当初は、よくある四角い枠組みのパーゴラを想定していましたが、いろいろ妄想を重ねた結果、扇型の造形にすることにしました。南東の角のメイン花壇も扇型なので、ちょうど対象的になり良さげです。

ラフな設計図はこんな感じ。

5本の柱を立て、中ほどと上部を横木の桟で接続してL字型を作ります。上部のL字型の桟に斜めに桟を渡して三角形を構成します。そして最上部に放射状の板を設置する構造です。

設置場所の西側はお隣の庭に接していて、南側は法面の高い位置になります。コーススレッド(ねじ釘)で板を固定する工事は難しそうなので、各パーツはボルトとナットで固定することにしました。

まずは、基礎の設置を行い、続いて木材の手配とボルト、ナット、角形座金の手配です。

基礎の設置

木材の発注もありますが、まずは、基礎を作成するために適当なものをホームセンター で探しました。コンクリートブロック台座の上面に旗型の金具がついた物(名前がわかりません)で、柱を載せる台として、旗型の金具との間をボルト、ナットで固定することにします。

柱を固定する位置のレンガを剥がし、地面を掘って台座を埋め込みます。台座の下には砕石を敷き、棒で突き固めて台座を置き、その上面が水平になるように配置します。また水糸を使って各台座が同じ高さになっていることも確認します。

台座の位置が決まったので、設計図を引き直し、各部品のサイズ決めをすることができるようになりました。

写真では4つの台座しかありませんが、右上の台座のさらに右側にもう一本の柱用の台座が設置されています。

材料の手配

パーゴラを作成する木材としてはなるべく腐食しない、長持ちするものにしたいと思い、いろいろ調べた結果、ウッドデッキにもよく使われる、イタウバ(イタウバフィエラ)という木材にしました。ホームセンターには売っていないので、ネットで注文することに(ウッドデッキ専門店リーベ)。

届いたものは、こんな感じです。

予想はしてましたが、みんな結構歪んでます。

はてさて、ちゃんと組み上がるのかどうか、心配になってきました。

各部材を固定するのはボルトとナットです。近くのホームセンターでは、望みの長さのボルトを揃えられませんでした。なので、ネットで注文です(ネジクル)。屋外に設置するものなので、錆びないようにクロム製ではなくステンレス製のボルト・ナットを手配します。

サンダーがけ

まずは、素材にサンダーがけをして、滑らかにします。

素材の切断

次に素材の切断を行います。設計図は作りましたが、素材があまりにも歪んでいるので、頑張って正確に切っても意味はないとも思いましたが、誤差が誤差を呼ぶということもあるので、なるべく正確に切るように心がけました。

穴あけ

各部材は、ボルトで止めるので、ドリルで穴あけを行います。ドリル を手持ちで扱うと、思った方向に真っ直ぐの穴が開けられないので、ドリルスタンドを購入しました。HiKOKI製1万1千円でアマゾンで購入。

こちらも設計図通りなるべく正確に穴あけを行います。組み上げる途中で穴を開けるのは難しいので、ほとんど全ての穴は事前に開けておきます。素材が歪んでいるので、設計図通りに穴を開けても合いそうに無い部分は、一旦仮組みした時点で印をつけて、その後外して穴を開けます。

作成しようとしているパーゴラの構造上、斜めに木を渡す必要があるので、柱はノミで削って斜めの穴を開けます。

横木の部分は、設計図通りに組み立てられそうなので、設計図に合わせてなるべく正確に穴を開けます。

ペイント

イタウバフィエラは、腐食しにくい素材ですが、やはりステインを塗って表面を保護するようにします。

細かい部品もステインを塗ります。なかなかいい色に仕上がりました。

組み立て

部材が一応完成したので、いよいよ組み立てです。

柱と横木の接合は、意外とうまく行きました。

斜めに渡す部材はみんな歪んでいるので、設計図通りになりません。片方の穴を先に空けて柱の穴にボルトを通して接続し、仮組みをしてから反対側の柱の穴に合わせて印をつけます。一旦仮組から外して印の位置に穴を開け、再び組み上げて固定します。

パーゴラの基礎構造の部分はなんとか組み上がりました。

放射状桟の設置

このパーゴラの特徴である、放射状の板(垂木?)を設置します。パーゴラの構造を固定する三角形の斜めに渡した桟とは別に、その上部に別の斜めの桟を設置し、その上に放射状の板を配置する設計です。例によって絶対に設計図通りにはならないのでクランプを駆使して仮組みします。放射の間隔が均等になるように位置を整えながら固定し、斜めの桟と放射状の板が重なる場所の双方に切り込みを入れる印をつけます。

一旦仮組みを外して作業台に戻し、印の位置に切り込みを入れます。そして切り込みができたら再び組み上げて切り込んだ溝同士をはめ込みます。

全ての部材を組み上げるとこのようになります。

これでほぼ完成です。ただ、放射状の垂木は溝に載せてあるだけなので、このままだと台風が来ると飛ばされてしまいます。

放射状の垂木が風で飛ばされないように、L字アングルを使ってビスで固定します。

これで安心です。

完成

各パーツを固定するボルト・ナットを締め増しして、完成です。

上から見たところはこんな感じ。

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