レンガで花壇づくりをするにあたって、必要となる道具を紹介します。特にモルタルを使う場合は途中でやめられません。事前に作業のイメージを頭の中でシミュレーションして、必要な道具や材料はしっかり準備しておきましょう。
道具類
モルタルでレンガを敷いたり積んだりするには、最低以下の道具を用意しましょう。
トロ船
セメントと砂を混ぜたり、水を加えてモルタルをこねたりします。個人がDIYで使うならば、40リットル (600×455×190)程度のサイズが使いやすいです。
スコップ
セメントや砂、ドライモルタルをすくうのに必要です。一旦モルタルを水でこねると濡れるのでそのまま乾いたセメントや砂はすくえません。2本用意したほうが良いですね。水でこねるのに鏝を使えば1本でもいいかな。
鏝(こて)
花壇制作にレンガを積むには、通常の平鏝と目地用の鏝の2本は必ず必要です。左官鏝3点セットと呼ばれる安価なものがありますが、それで十分です。
本格的なモルタル塗りの作業ではトロ船から鏝板に取り分けて鏝作業をしますが、私が使用したトロ船は小さくて手元においておけるので、鏝板は使いませんでした。
グローブ
セメントはアルカリ性なので直接素手で触ると手が荒れます。必ずグローブをつけて作業しましょう。ただし、汗をかいてそのまま使い続けるととても汗臭くなります。使い捨ての薄いゴム手袋をはめてからグローブを使うことをお勧めします。
バケツ
レンガをモルタルで固定する場合は、事前に必ず水を吸わせておく必要があります。一つのバケツにはそれほど数が入りませんので2個は用意したほうが効率的です。耐久性を求めるならば左官バケツというものがありますが、ただ水を汲んでレンガに水を吸わせるだけなら普通のポリバケツで十分です。
ゴムハンマー
モルタルの上に積んだレンガの位置を調整するのに使います。位置合わせでは軽くたたくだけなので間にタオルや雑巾を挟んで金槌や玄翁でたたくのでもいいですが、たたき加減を調整しやすいゴムハンマーを使うことをお勧めします。
水平器
かっこいい花壇をつくるには、やはり高さがちゃんとそろって水平に並んだレンガにしたいものです。レンガ一つひとつの水平と、並んだレンガ数個分の水平を測るのに、短い水平器と長い水平器を用意しましょう。

材料等
レンガやモルタル以外にも消耗品としていろいろ使います。事前に準備しておきましょう。
セメントと砂 または ドライモルタル
モルタルの材料としてはセメントと砂が基本ですが、すでにそれらが混ぜてあるドライモルタルを利用するのが手間がかからず便利です。ちょっとモルタルの量が足りなくなった時にもすぐに増やせます。レンガ花壇等を作る場合はモルタルは結構な分量が必要です。20Kg以上の大袋で購入することになるでしょう。また、基礎作成に必要な砕石もお忘れなく。
これらの物品はネットでも購入可能ですが、重量物なので送料を合わせるととても高価になります。ホームセンターでの購入をお勧めします。




レンガ
レンガは花壇のイメージを決める重要な要素です。出来上がりを妄想しながらレンガ選びをするのはとても楽しい時間ですね。モルタルで作業をする前に必ずバケツに入れて水を吸わせることを忘れないでください。
こちらも重量物ですのでネットでの購入はお勧めできません。ホームセンターで購入しましょう。実物を手に取ってみると、意外と焼き具合が悪かったり欠けていたりします。一個ずつしっかりと品定めをして購入しましょう。
水糸
レンガが真っすぐに並んでいるかどうかを確認するにはピンと張った水糸を使います。水糸の端はフェンスに結わえたり、木杭に巻き付けたり工夫して張りましょう。
スポンジ
レンガ積み作業をモルタルで行った場合は必ずレンガの表面に余分なモルタルがついて汚れます。乾いて固まってしまってからでは取れませんので、乾く前に水につけた後に絞ったスポンジで拭き取ってください。水をたくさん含んだスポンジで拭くとしみ出した水で目地が流れてしまいますので、しっかり絞った状態で拭きましょう。
ペットボトル
トロ船に入れたドライモルタルに水道の蛇口からいきなり水を入れると、水が入りすぎたりして調整が難しいです。使い終わったペットボトルに水を汲み、少しずつドライモルタルに加えましょう。
レンガカットをするには
レンガで少々複雑な造形をしようとすると、どうしてもレンガをカットしたくなります。レンガタガネと玄翁だけを使って少しずつ少しずつ叩きながらカットすることはできますが、なかなか思ったように切れてはくれません。ある程度の数をカットしようと思うと時間ばかりかかって出来栄えはよくありません。思い切ってグラインダーを使いましょう。
グラインダー
切断するものに応じてディスクを用意し、本体に取り付けて使用します。コンクリート、レンガ、スレート用のダイヤモンドカッターを使いました。とても危険な工具なので取り扱いには十分注意してください。
レンガタガネと玄翁(げんのう)
ディスクグラインダーでは刃の長さがそれほど長くないので、ある程度切れ目を入れたらその切れ目にレンガタガネを入れて玄翁でたたいて割ります。
防刃手袋(ぼうじんてぶくろ)
ディスクグラインダーを使うのはとても危険ですので、ケガを極力避けるために防刃手袋を利用することをお勧めします。
マスク、ゴーグル
グラインダーでレンガカットの作業をすると、膨大な粉塵が出ます。マスクやゴーグルを使うことをお勧めします。





















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